出産・育児

ワーキングマザーなら知っておきたい!妊娠中の体のトラブル予防と対策

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妊娠中の健康管理

妊娠中は、頻尿や便秘、冷えなどいろいろなトラブルに悩まされます。自宅なら気兼ねなく対処できるものも、職場ではそうはいかないこともあります。

今回は、そんな妊娠中特有のからだのトラブルについて解説します。

ワーキングマザーの妊娠中トラブル7つ

1)「冷え」の対策

そもそも冷えというものは、特に手や足の先などの末端の血行が悪いことから起こります。妊娠中は、血行が悪くなり冷えやすくなります。冷腰痛や便秘の原因にもなり、妊娠初期には流産にもつながる「冷え」は妊婦にとっては大敵です。冬の冷えももちろんですが、夏場の職場の冷房も注意したいところですね。

冷え対策チェックポイント

  • 冷房の風対策(席の変更や衝立てを置くなどし、風が直接当たらないようにする)
  • マタニティ用ガードルで腰の冷え予防
  • スカーフで首の冷え予防
  • 温度調整しやすいひざ掛けなどによる冷え予防
  • 温かい飲み物を飲む
  • 体の温まる根菜類の食べ物(大根、ごぼう、にんじん、しょうがなど)を食べる
  • 体を冷やす作用がある生野菜や果物の食べ過ぎに注意
  • 歩くなどからだを動かして血行を良くする
  • お風呂は浴槽につかり、血流を良くする

2)職場でのトイレの対策

妊娠中は、頻尿に悩まされる人が多いようです。働く職場の状況や、オフィスワークで席を頻繁に立つのがはばかれるなど、なかなかトイレに行けなく、がまんする状況になってしまうと、膀胱炎(ぼうこうえん)や腎盂炎(じんうえん)を起こしてしまうこともありますので注意が必要です。何かのついでや自ら用事を作ったりして、工夫しましょう。

3)「歯」の健康管理

妊娠中はホルモンの関係でふだんより口のなかが不潔になりやすく、歯ぐきが腫れたり、出血したり、虫歯ができやすくなったりします。安心して出産を迎えるために、妊娠前に治療を済ませておき、妊娠中は歯のケアにいつも以上に注意しましょう。

もし妊娠中に虫歯になったら、歯科医に妊娠中ということを伝え、妊娠17~30週くらいのあいだに治療しましょう。

4)「腰痛」対策

妊娠中は、お腹が大きくなるとどうしても体がそり返りがちになり腰痛に悩まされます。良い姿勢を心がけましょう。

腰痛対策チェックポイント

  • ずっと同じ姿勢にならないようにする
  • 物を持ちあげる、掃除をするなどの腰を曲げるときはゆっくりと
  • マタニティスイミングや腰をリラックスさせる体操などの運動をする
  • 腰を冷やさないようにする
  • 医者に相談した上で、マタニティガードルなどの活用

5)「風邪」の予防・対処

風邪は何よりも予防から。外出後は手洗い・うがい、体を冷やさないなどの基本的なことをしっかりと。たくさんの人と接する職場の場合は、風邪をもらう可能性も増えるので、マスク着用など工夫をしましょう。もし、ひいてしまったら、こじらせる前に産科・産婦人科で相談しましょう。

6)足の「むくみ」対策

職場によっては、座りっぱなしという毎日になるかもしれません。そこで心配なのが、足のむくみです。

むくみ対策チェックポイント

  • 足の運動(座りっぱなし・立ちっぱなしになるようなら、適度にウォーキングするなど)
  • 足を高くする工夫をする(足を置く台を机の下に設置など)
  • むくみ防止ソックスやストッキングを利用する
  • 寝るときは、足を心臓より高くする
  • 食事は塩分を控えめにする
  • マッサージをする

7)便秘対策・痔のケア

女性はもともと便秘になりやすい体質です。妊娠すると、大きくなった子宮が腸を圧迫するなどして、さらに便秘になりやすくなり、肛門も傷つきやすくなります。

便秘・痔対策チェックポイント

  • 便秘にならないようにする(食物繊維の多い食べ物・善玉菌を増やす働きのある食べ物をとる)
  • 刺激物を食べない
  • トイレのあとは清潔に。ウォッシュレットトイレの洗浄機能を活用
  • お風呂でゆっくりあたたまり、血行を良くする
  • 規則正しい生活、適度な運動で腸の働きがよい状態を維持する

まとめ

いかがでしたか?色々な体のトラブルの予防・対策は、基本は規則正しい生活・食事です。出産後も働くためには、常に健康状態は良い状態に心がけたいものです。億劫がらず、今からしっかり取り組みましょう。

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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