結婚・結婚準備
【ウエディング用語の基礎知識】赤口[しゃっこう]の結婚式
2013/11/25 Mon
赤口ってどんな日?
さあ、六輝のなかでもなじみの少ない日の登場です。赤口。みなさん読めますか?「しゃっこう」といいます。私、つい最近まで「赤」という文字が使われているから、おめでたいんだと思っていました。ところが、まったく逆。
赤口はもともと、陰陽道の「赤舌日」に由来しています。これは、赤舌神という神が、使いにしている六人の鬼神のなかでもっとも横暴な鬼神「羅刹神」を連れて都を守護する日のこと。その鬼神があまりに横暴だったため、結婚式や祝い事はしないほうがよい、とされていました。
もしかして、かつては仏滅よりも凶日だったのではないでしょうか。
しかしこれは陰陽道での話。日本人ならではの無常観を論じてきた吉田兼好は「赤舌日」を忌む風習を批判したりもしています。
結婚式には向かない日?
さて、現在の解釈では、赤口は午前11時ごろから午後1時ごろまでのみ吉で、それ以外は凶とされています。
「万事に用いない悪日、ただし法事、正午だけは良い」という解釈もあります。正午だけなんて、あまりにピンポイントすぎますね。
あまりいい意味に解釈されないのは、「赤」という字が付くため。赤から火や血が連想されるとされ、火の元、刃物に気をつけるべし、とされています。つまり「死」を連想されるものに注意が必要、ということ。
信じる信じないはふたり次第ですが、気になるようなら、キャンドルサービスなど火を使う演出を避ける、ナイフを使うケーキカットを鏡割りに変更する、などのアイデアで凶を吉に変えることができます。
せっかく「赤」の日ですから、テーマカラーを赤にして、情熱的なカラーコーディネートをするのもステキです!
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
ひとすぎ さゆり
生まれも育ちもふじのくに。21世紀を迎えた頃から編集&ライター業に専念。13年目を迎えたウエディング業界をはじめ、ビューティ、グルメ、旅、ライフスタイルなど多彩な情報を発信。その引き出しの多さはちょっとした自慢。
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