結婚・結婚準備

【ウエディング用語の基礎知識】友引[ともびき]の結婚式

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友引の結婚式

友引に結婚式をすると??

友引は、「凶事に友を引く」という意味で、葬式や法事を行うと、友が冥土に引き寄せられる(=死ぬ)との迷信があり避けるべき、と言われています。
かつては「共引」と書き、「勝負なき日と知るべし」と意味され、勝負事を行うと何事も勝ち負けがつかず引分けになる日とされていました。今とまったく意味が違いますね。

これも陰陽道で、ある日ある方向に事を行うと災いが友に及ぶとする「友引日」というものがあったことから、六曜と混同されてしまい、このような解釈に落ち着いたのでしょう。
「朝は吉、昼は凶、夕は大吉」という吉凶混じった日ではありますが、結婚式は、凶事ではなく慶事ということで"幸せのお裾分け"として大安の次に好まれる日でもあります。

本当に「友を引く」の?

現在では、「ともびき」という読みが一般的ですが、もともとは「留引」という表記でした。これを訓読みして「ともびき」と当てたことから、「友引」となったといわれています。つまり、もともとは「友」は関係ないものでした。

なーんだ、なんて思わないでくださいね。おめでたいことのお裾分けは、どんな日でもうれしいものです。

ちなみに、もともとの「留引」ということばの意味は「現在あることが継続・停滞すること」で、良き事象なら継続を、悪き事象なら対処を、という「状況を推し量り行動する日」だったそうです。
この日に結婚式をすれば、しあわせなふたりの関係をずっとずっと継続していける......と考えると、どちらにしても、結婚式に向いている日なのかもしれませんね。

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