出産・育児
【育児相談:ベビーの食事】食べ物アレルギーかも?と思ったら
2014/06/26 Thu
今現在日本では、食物アレルギーのある乳児(0~1才未満)は、全体の約5~10%と言われています。(※)離乳食を始めたばかりのお母さんにとっても「もしわが子が食物アレルギーだったら?」という心配は非常に身近で切実なものになってきました。正しい知識や対処法を身につけて、不安を吹き飛ばしましょう。
※「食物アレルギー診療ガイドライン2012」による
http://www.jspaci.jp/jpgfa2012/chap02.html
食べ物アレルギーって何?どんな症状があるの?
食物アレルギーって何?
「食物アレルギー」とは、食品中のアレルギー物質(アレルゲン)を摂取したことで起こる様々な反応のことをいいます。食物を摂取した直後から2時間程度の間に反応がある「即時型」が大半ですが、数時間後に症状が出る「遅延型」と呼ばれるものもあります。
注意すべき食品は、どんなもの?
乳幼児から幼児期にかけては、鶏卵と牛乳がその半数以上を占めています。また、小麦や乳製品、大豆、肉などのたんぱく質のほか、意外なところでは果物にも注意が必要なものがあります。
特に気をつけたいのが、ナッツ類、ピーナッツ、ソバなど。消化器症状や呼吸器症状等が同時に出る重篤なショック症状(アナフィラキシー)を起こすことがあります。
どんな症状がでるの?
最もよく見られる、じんましんや湿疹などの皮膚症状のほか、まぶたや唇の腫れ、咳、呼吸困難、腹痛、嘔吐、下痢など様々な症状があります。
食後に顔が赤くなって、かゆがっている...!そんな時はどうするの!?
食後に急な変化があらわれたときは、慌てずに、まずはよく観察を。症状がそこまで重くなければ、何を食べたのか確認して、様子を見ます。ひどく痒がったり、症状が重くなったりした場合には、医療機関を受診しましょう。
なお、もし息苦しそうにしていたり、意識が朦朧としている・呼びかけに反応しないなどの症状が出ている場合は命に関わることもあるので、すぐ救急車を呼んでください。
初めての食材を与えるときのポイント
離乳食で初めての食材をあげるときには「病院の空いている時間帯に、一日一種類ひとさじ」が基本です。そうすることで、アレルギー症状が出た際に原因が特定しやすくなるからです。
最も大事なのは、アレルギー専門の病院で指導をうけること
食物アレルギーがありそうだとわかったら、アレルギーの専門医にかかりましょう。血液検査や疑いのある食べ物を除去する「除去テスト」などで正確な判断を下せますし、食事の指導も受けられます。自己判断で食物を除去することは、栄養不足の原因にもなりかねないので、絶対にやめましょう。
また、食物アレルギーは、成長するにつれて消化機能が発達すると、原因食物を食べられるようになることが多いようです。もしアレルギーの判断を受けたとしても、あまり落ち込まず、成長をゆっくり見守っていってあげてくださいね。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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