出産・育児
「里帰りしない」という選択。そんな2人の産後の過ごし方
2014/12/24 Wed
里帰り出産しないけど...どうする?産前産後の過ごし方
出産するなら里帰りするのが一般的と捉える人もいるかもしれませんが、各家庭によって事情は様々ですね。里帰り出産はせず、産後は自宅で過ごすと決めたのならば、少数派であるからといって必要以上に気にすることはありません。里帰りをしないということは、最初からパパと一緒に子育てができるということでもあります。赤ちゃんのお世話に奮闘する日々はきっと夫婦の絆を深めてくれることでしょう。今は里帰り出産をしない人を前提としたサービスや行政のサポートも充実しています。これらのサービスをうまく活用して、産前産後を乗り切りましょう。そんな2人のために、産後の暮らしをより快適にするためのアドバイスをお届けします。
協力してくれる人はいる?様々なサービスを確認してみよう
里帰りしない産後の生活、サポートをお願いするならこの人たち!
里帰り出産せずに産後の生活を乗り切るためには、まず第1にパパの積極的な育児参加が不可欠です。
実家のご家族や兄弟、義実家の家族にも手伝ってもらえそうであればぜひ協力をお願いしましょう。
家族に協力をお願いしても、都合がつかなかったりもっと人手が必要なときもあるかと思いますし、もちろん頼れない事情がある人もいるでしょう。そんなときはヘルパーさんやベビーシッターさんを派遣するのも有効な手段です。中でもファミリーサポートは「子育ての援助をしてほしい人」と「子育ての援助ができる人」を会員とする相互援助組織で、地域が支援してくれる子育てサービスです。事前に登録、面談が必要ですが、近隣に住む人にお手伝いをお願いできますので、ぜひ出産前に一度自治体のホームページなどで確認しておくと良いでしょう。自治体が派遣しているサービスは比較的安価ですし、料金が割引になるクーポン券などを出産時に配布しているところもあります。もちろん民間にも数多くのサービスがありますので、緊急度合いなどに応じて使い分けるのもオススメです。
毎日の食事、どうする?どんなサービスがある?
欠かせない毎日の食事、どうやって準備する?
最初はお弁当など出来上がった食事の宅配をお願いしておくと手がかかりません。少し余裕が出てきたら、火を通すだけの状態にしているものや、食材のみの宅配に切り替えても良いでしょう。
ご家族が手伝いに来てくれるときは台所で料理を作ってもらったり、作り置きを冷凍してもらったりしましょう。
時には出前やレトルト食品、コンビニのお弁当などを交えてももちろんOK。産前の母親学級や産院では「産後の食事はバランスのいい和食を心がけて」と指導されることもあるので、それゆえに「産後も自分で料理しなくちゃ!」と力が入ってしまうママも少なくありません。しかし、やはり産後の優先事項は「からだを休めること」。食事を作る手間は少しでも減らして、余裕ができてから自分で料理する、くらいの心持ちでも良いと思います。
まとめ
少しずつ割合が増えている「里帰りしない」出産派のママとパパの為に、新しいサービスが次々に現れ、徐々に充実してきています。韓国ではママたちが産院を退院した後、ゆっくりと休むための「産後調理院」という宿泊施設を利用することが一般的だそうです(※1)。
日本でも「産後ケアセンター(http://sango-care.jp/house.html)」という名前で同様の施設が徐々に広がりを見せています。
また、旅行会社の近畿ツーリストは「産後ケア&レスパイト ホテルパッケージ」という、産後をホテルで過ごすプランを提供しています。今後提供施設やエリアの拡大とともに、普及していくことが予想されます。里帰りしないからといって、何もかも自分たちだけでする必要はありません。協力してくれる人、手を貸してくれる人も含め、みんなで赤ちゃんのお世話をしていきましょう。
<参考リンク>
※1 韓国観光公社公式サイト「産後調理院について」
http://japanese.visitkorea.or.kr/jpn/CU/CU_JA_2_1_10.jsp
※2 近畿日本ツーリスト産後ケア & レスパイトプラン
http://biz.knt.co.jp/sango/
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