結婚・結婚準備

ウィリアム王子が誓った「健やかなる時も...」。誓いの言葉の種類

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結婚式の誓い

ウィリアム夫妻の誓いの言葉とは?

2011年4月、イギリスのウィリアム王子とキャサリン妃が結婚式を挙げたことは記憶に新しいと思います。
ウィリアム夫妻が結婚式を挙げたのはウェストミンスター寺院。この結婚式は教会式(キリスト式)と呼ばれる婚礼で、神前での誓いをもって婚礼が成立します。

英国国教会の最高聖職者であるカンダベリー大主教が誓いの言葉を問いかけ、ふたりが誓ったことで、晴れて結婚が成立しました。ここで誓った言葉というのは次の通りです。

「汝を妻とし、今日よりいかなる時も共にあることを誓います」
「幸せな時も、困難な時も、富める時も、貧しき時も、病める時も、健やかなる時も、死がふたりを分かつまで愛し、慈しみ、貞節を守ることをここに誓います」

ウィリアム王子は「誓います」と述べたのですが、キャサリン妃は、イギリス王室の結婚式で伝統的に述べられている「新郎に従います」といった言葉は使いませんでした。どうやって誓ったのかというと、ウィリアム王子の顔を見つめ、微笑んだことで誓いが成立したのです。

ふたりの表情はいつもよりも固く、緊張した様子でしたが、この時のキャサリン妃の微笑みを見て、緊張も緩んだのかもしれません。

結婚式での誓いの言葉の種類とは?

ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式で誓った言葉は、「健やかなる時も病める時も...」という教会式の言葉でした。誓いの言葉は、新郎が先に誓い、そのあとに新婦が誓うという形になっています。
日本でも教会式の結婚式では「健やかなる時も...」の誓いの言葉が使われていますが、最近はオリジナリティーを活かした式にしたいというカップルが増え、誓いの言葉もいろいろなパターンが登場しています。

結婚式には、昔ながらの結婚式ともいえる神前式、仏様に結婚を誓う仏前式、両親や親族、親友などの前で誓う人前式などがあり、それぞれの結婚式のタイプによって誓いの言葉も違っています。最近はカップルが自分たちで考えた誓いの言葉で宣誓することもあり、伝統や慣習に縛られずに、ふたりの誓いや参列者への感謝を自分たちの言葉で伝えるケースもあります。

誓い方の種類

結婚式の種類が異なると、誓い方も異なってきます。ここでは人前式の例を紹介しましょう。

●ふたりで一緒に誓うパターン

私たちは本日、ご列席の皆様方の前で結婚を誓います。これから私たちは、思いやりの心を大切にして、困難な時も、幸せな時も励まし合いながらお互いを信じ、力を合わせて協力していくことを誓います。

●新郎新婦がそれぞれで誓うパターン

(新婦名)へ  私(新郎名)は、あなたをいつまでも大切にして、幸せにすることを誓います。
(新郎名)へ  私(新婦名)は、あなたを生涯変わることなく愛することを誓います。

このように、ふたりで同じに誓いの言葉を読み上げるパターンと、それぞれが誓いの言葉を述べるパターンがあります。
今回紹介した例以外にも、誓いの言葉はたくさんありますが、誓いの言葉は大切な言葉ですので、ウィリアム夫妻が誓ったように「健やかなる時も...」という伝統的で格式のある言葉を敢えて使うのもステキです。

ふたりで誓いの言葉をじっくりと考えられるというのも、最近の結婚式の楽しみの1つといえますね。

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