結婚・結婚準備

英国ロイヤルファミリーを祝福するイギリスのストリートパーティとは?

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イギリスのストリートパーティ

イギリスならではのイベント

ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚が決まってから、イギリスは歓喜に満ち溢れていました。

結婚式当日は各地でストリートパーティを開催し、式に出席できない一般人も英国ロイヤルファミリーの結婚を祝福しました。ストリートパーティというのは、祝賀行事があるごとに各地域でお祝いをし、市民同士が友好関係を深めるイギリスならではのイベントです。しかし、ストリートパーティを開催するようになったのは、第一次世界大戦の終戦後なので、まだまだ歴史的には浅いとも言えます。

ストリートパーティをおこなうには、まず自治体の承認が必要になり、パーティを開催するという旨を申請しないといけません。
ウィリアム王子、キャサリン妃を祝福するために、このパーティの申請は4,000件以上あったと言われていますが、これでも少なめというのですから、イギリスのストリートパーティがいかに盛大であるかが分かります。

ストリートパーティの楽しみ方

英国ロイヤルファミリーのストリートパーティで最も盛大だったのは、もしかしたらキャサリン妃の地元であるバックルベリーかもしれません。町全体での大規模なパーティを開催し、市民達が飲み物や食料などを持ち寄り、老若男女問わず盛り上がったようです。

ストリートパーティで使用するナプキンやコップ、紙皿、テーブルなどは、イギリス国旗であるユニオンジャック一色で、帽子や服などもユニオンジャックの柄にする人もいます。なかには、ユニオンジャック柄の手作りケーキなども登場し、場の雰囲気を一気に盛り上げることもあります。
持ち寄った食料を食べるだけではなく、それぞれのパーティによって演出や楽しみ方が異なります。
あるパーティではバーベキューを楽しんだり、あるパーティでは音楽を流して参加者がダンスを踊ったりすることもあります。

気になるのは、ストリートパーティを開催することで交通状況に問題が生じないのかという点ですが、ストリートパーティを開催する日は、イギリス全体の祝賀行事なので、事前の申請が通れば、道路を貸し切ってパーティを開くことができます。
車両通行止めにされた道路の真ん中に椅子やテーブルを並べられるのは、自治体から道路封鎖の許可が下りているからなのです。場合によっては、封鎖できないこともあったり、封鎖するためにいくらかの使用料が発生したり、保険に加入しないといけなかったりすることもあります。

最近は、申請の手間をかけないストリートミートと呼ばれるパーティもあるようです。
それぞれの家庭の庭に集まり、アットホームなパーティを楽しむ方法で、周囲に迷惑をかけることなく、申請の手間や時間を費やさずに祝賀行事をお祝いできるため注目されています。

このようにして、イギリス市民は英国ロイヤルファミリーをお祝いしたのです。

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