結婚・結婚準備
結婚パーティ形式&参加型の場合の料理演出
2007/08/14 Tue
披露宴とひとことにいってもさまざまな形があり、会場の構成や雰囲気によってもスタイルが決まってきます。心のこもったオリジナルウエディングが主流の今、ゲストとのコミュニケーションは必須条件。
特に料理を介してふたりが働きかけ、両親やその他のゲストが応えるという演出は要チェック。定番中の定番からサプライズ効果の高い巻き込み型の演出まで多彩。
パーティスタイル~パーティの形式、ジャンルのひとつとして行われる演出~
<料理の場合>
ウェルカムパーティ
披露宴の準備が整うまでの間、ホワイエやウエイティングルームなどに軽食を用意して、軽めのアルコールやソフトドリンクとともにゲストをもてなすこと。
ゲスト同士の会話も弾み、和やかな雰囲気で本番を始めることができる。
ビュッフェ
■寿司バー寿司職人が会場内に設置されたカウンターにネタを並べ、ゲストの前で寿司を握る演出スタイル。
■模擬店料理会場内にいくつかの模擬店を設置。
定番のメニューならばお祭りの屋台感覚になるほか、各国料理を並べた食べ比べ、まぐろの解体ショーといった目玉になるイベントを行うなど、ゲストを楽しませる賑やかなパーティスタイル。
餅つき
食事前後のタイミングに杵とウスを運び込んで、ハッピ姿の男性たちが本格的な餅つきを披露。
途中で新郎や指名されたゲストが加われば、かけ声と拍手で盛り上がる。つきあがった餅はそのまま各テーブルにサーブする。
<デザートの場合>
デザートビュッフェ
着席パーティスタイルの披露宴で、メイン料理が終わったタイミングにビュッフェスタイルのデザートを用意。別室やテラスに設ければ気分が変わり、席を離れて自由に歓談できる。
また新郎新婦との写真撮影など直接交流の場が生まれる。色とりどりのスイーツが並ぶさまは見た目も華やかで、インパクトのあるフルーツポンチ(水・砂糖・酒・ライム果汁・スパイスの五種類の材料で作られた飲物に、果物を加えたもの)のほかヘルシーなフルーツバー、おしゃれなマカロンバーなどが人気。
参加型パフォーマンス~ふたりの、あるいはゲストも巻き込んでの演出~
<料理の場合>
クッキングフィニッシュ
ゲストの前で新郎新婦が料理の仕上げにひと手間加えてみせること。フランベやカービングなどの技は、パーティの前に練習して成果を見せれば盛り上がる。
テイスティングゲーム
何種類かの料理や飲み物を用意して参加者の味覚を試すゲーム。例えば、目隠しをして試食した後にそれが何かを当てたり、価格帯の異なるワインを飲み比べて高い順に並べたりする。当たった人には賞品をプレゼント。
ラストバイト
新郎新婦がウエディングケーキを両家の母親に食べさせてもらう。今まで育ててもらった感謝と、これから始まるふたりの生活への決意を込めたセレモニー。
<デザートの場合>
大桃饅頭入刀
ウエディングケーキの代わりに大桃饅頭に入刀すること。中国の祭りやおめでたい行事に登場するこの饅頭は、大きな桃饅頭の中に小さな桃饅頭がたくさん詰め込まれたもの。子宝に恵まれるという意味もある。中華料理の場合に最適。
菓子まき
新郎新婦が高いところから袋詰めの駄菓子をまいて、拾ってくれたゲストと幸せを分かち合うというもの。
もともとは東海地方伝統の行事で、挙式当日新婦が実家をでる際と新郎の家に着いた時に、集まった人たちへ2階から菓子をまくところからきている。
ウエディングケーキサーブ
切り分けたウエディングケーキを、新郎新婦がゲスト一人ひとりにサーブする。
ゲストの席へ出向いて行う場合と、デザートビュッフェと組み合わせて行う場合がある。ゲストと触れ合ういい機会だけど、人数が多いときはトータルの時間も考慮して。
ウエディングケーキデコレーション
土台になるシンプルな生ケーキと、フルーツやチョコペンなどを用意してゲストに自由に飾り付けてもらうこと。披露宴の前や中座時の演出に最適。完成したら新郎新婦がケーキ入刀した後、切り分けてゲストに振る舞われる。平型一段で長方形のアメリカ式ウエディングケーキを用いる。
ウエディングケーキ入刀
ウエディングケーキに新郎新婦がナイフを入れる、披露宴定番の演出。
最近はそのままカットして振る舞われる生ケーキを利用することが多い。両家の両親と一緒に6人でケーキ入刀を行うのも、感動的な演出として注目されている。
ウエディングケーキプルズ
リボンを通したチャームをウエディングケーキの下に仕込んでおき、ゲストに引き当ててもらう演出。
イギリスに古くから伝わる占いゲームで、6つのチャームそれぞれの形には意味があり、お守りとして身につければ幸運を招くといわれている。リボンプルズ、ケーキチャーム、ラッキーチャームともいう。
箸取りの儀
新郎新婦が箸を使って島台茶碗の上に盛りつけられた菓子を取り分け、ゲストに振る舞う。両家の末長い繁栄を願って、京の公家屋敷での婚礼で行われていた儀式。
ファーストバイト
ケーキ入刀後に新郎新婦が最初の一切れを食べさせ合う定番の演出。見本をみせて、と両親にお願いするサプライズも人気。フィーディング、ケーキシェアリング、ファーストイーティングともいう。
<ドリンクの場合>
ウェルカムドリンク
新郎新婦がゲストをお出迎えして、好みのアペリティフ(食前酒)をサービス。
すべてのゲストに挨拶し、気軽に言葉を交わせるメリットがある。併せて軽食のウェルカムフードが並ぶことも。
鏡開き
日本酒が入った樽を新郎新婦やゲスト数名が小槌で叩いて開ける演出。日本古来のお祝いの席に欠かせないセレモニー。
樽の酒はゲストに振る舞われ、乾杯に使われる。それぞれのテーブルに置いて新郎新婦が開けて回るミニ鏡開きもある。
クロスハンド
乾杯の時、新郎新婦がグラスを持った腕を交差させてシャンパンを飲むスイートな演出。
コルクトス
シャンパンのコルクを勢いよく飛ばして新郎やゲストが受け止める演出。キャッチすれば幸福になれるというジンクスがある。ガーデンでの演出に最適。
シャンパンオープン
新郎がカウントダウンとともにシャンパンの栓をオープン。開きにくいハプニングも演出のひとつ。
基本的に男性が行うため新郎の友人数名を指名したり、新郎と両家父親による3人揃ってのシャンパンオープンも華やかな演出に。
シャンパンサーベル
サーベルでシャンパンの口をカットしてボトルを開ける演出。フランス海軍の出航の際に、船長が勝利と無事を祈った儀式がはじまりだといわれている。
新郎が行うパフォーマンスとしても人気があり、ふたりの新しい船出を祝って乾杯をする。シャンパンサーベラージュともいう。
シャンパントースト
ゲストに注がれたシャンパングラスで新郎新婦が乾杯すること。ふたりの幸せと健康を祈る意味がある。花びらやフルーツを浮かばせ、クロスハンドで飲み干す演出もある。
シャンパンファイト
スポーツの表彰式や祝賀会の場面で有名な、シャンパンをかけあう演出。ガーデンウエディングなら、少々羽目を外してゲストと一緒に楽しみたい。シャンパンシャワーともいう。
ビバレッジサービス
新郎新婦が各テーブルを回ってシャンパンやワインを注ぐサービス。新郎がマグナムボトルを持って新婦がサポートするのが基本形。
シャンパンの場合はグラスにフランボワーズを入れたり、コーヒーや紅茶を配るティーサービスでは小さなクッキーを渡すことも。
お色直し後の再入場で行われることが多く、ゲストと会話したり写真をとったりできるのが利点。
ビールサーブ
新郎がビールサーバーを背負って生ビールを注いで回る演出。新婦はゲストに挨拶しながら、おつまみなどを配る。お色直し後の再入場時に行われるビバレッジサービスの変形バージョン。
ビールタンク一式は15~20kgの重さがあるので取り扱いに注意。
水合わせの儀
両家の代表者がお酒の入った水差しを持ち、新郎新婦の杯に注ぎ合わせたところで乾杯するという伝統的な儀式。
別々の環境で育った新郎新婦が家風の違いを乗り越えて、ともに生活していくことを祝う意味がある。
マリッジライフプランナー 安東徳子さんに聞いた!
ゲストもふたりも感動!のドリンク演出アイデア
≪オリジナルドリンクは、景色と音のコラボレーション演出で・・・≫
ふたりの披露宴のスタートを飾る乾杯のドリンクは、ふたりらしさを演出する格好のチャンス。
ふたりのオリジナルドリンクを楽しんでいただくのもステキですが、目や耳からのトリプル演出もインパクトがあります。
たとえば、東京ベイのレインボーブリッジが見えるレストランでは、乾杯用の『レインボウ』というオリジナルカクテルがあり、ブリッジを背景に乾杯の発声とともに、『オーバーザーレインボウ』がピアノで生演奏されます。
景色のすばらしさと、カクテルの美しさ、そしてピアノの美しい音色が、レインボウというひとつのストーリーとともにひとつになる乾杯の瞬間はまさに至福のモーメント。
生涯忘れられないウエディングのワンシーンとなること、間違いなし!ですね。
(安東徳子さん 公式ブログ)
写真協力:シェ松尾・天王洲倶楽部
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