出産・育児

夫婦で向き合う育児~「ここがわからない!」パパに理解してもらうために必要なこと

0View

夫婦で向き合う育児

育児に関する夫婦間の温度差は妊娠した時点から始まっているのかもしれません。ママはつわりに始まり、お腹が大きくなったり胎動を感じたり、自分の体で赤ちゃんの存在を確認することができますが、パパは自分に異変が起こらない分、赤ちゃんが生まれ、これから子育てをするのだという実感をなかなか得られない人が多いようです。

中には妊娠中から子育てに向けてやる気満々のパパもいますし、赤ちゃんが誕生した瞬間、感動で親としての自覚に目覚める人もいるのですが、仕事にも行かなくてはいけないし、入院している間は面会時間も制限されるしで、完全にママと同じ気持ちで臨むことは難しいのではないかと思います。この違いをママ自身が理解し、受け入れること、これもまた夫婦が協力して子育てをする上で大切なことだと言えるでしょう。

「どうして○○してくれないの?」ママがイライラする瞬間

筆者の周りのママたちが口を揃えて言っていた「夫にイライラした瞬間」は「赤ちゃんが泣いている、と報告だけされたこと」です。赤ちゃんが泣いているのだから抱き上げてあやしてほしい、おむつが濡れていないか、お腹が空いているんじゃないかと確認してほしい...これがママの本音です。

だけど何をするわけでもなく「泣いているよ」とだけ報告されたら、ママとしては丸投げされているような気分になるのです。「パパも一緒に子育てをしてほしいのに、どうして何もしてくれないの?」とママがイライラしてしまうのも無理はありません。

ただ、パパが「赤ちゃんが泣いているけど、どうして泣いているかが分からないし、どうすればいいかが分からない」と困っているのも事実なのです。そこに「どうして○○してくれないの?」と追い討ちをかけても夫婦間に亀裂が生じるだけ。では、パパの協力を上手く引き出すためにはどうすればよいでしょうか。

ママからパパに「○○してほしい」と積極的に伝えよう

いざ赤ちゃんが生まれると、授乳におむつ替え、沐浴に着替え、ぐずったら抱っこして、寝てくれたら合間に家事や自分の身の回りの事・・・、と休む間もなく次から次へとやることが積み重なっていきます。最初はぎこちなかったおむつ替えも1日に何度もやっていれば慣れて行きますし、どうして泣いているのか分からなくても毎日あやしていれば何となくコツが掴めてくるものです。

ただ、育児に奮闘する日々は慌しく過ぎていくので、自分なりにノウハウが蓄積されていっても自分しか知らない情報になりがちなのです。赤ちゃんのことで手一杯で、パパにノウハウの共有なんて無理!と思うかもしれませんし、パパに協力してもらうより自分でやってしまった方が早いから・・・とついつい自分1人で抱え込んでしまいがちになるのです。

だけど、授乳を除けばおむつ替えも沐浴も抱っこも寝かしつけも全てパパだって出来ること。言わなくても分かってほしい、という気持ちでいるのではなく、こうしてほしい、ああしてほしいと言う気持ちを具体的にパパに説明し、パパが分からない部分についてはママが教えてあげましょう。その場で口頭で伝えるだけではなかなかパパも理解できないかも知れないので、メモに書いて目につくところに貼っておいたり、メールなどに残しておくのも良い手です。

どんどんパパを巻き込んでいけばママも少し楽になりますし、育児は協力してやった方が断然楽しいものになります。

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

閉じる