結婚・結婚準備
新郎の和装でよく聞く「紋付袴」っていったい何?
2014/06/20 Fri
ウエディングドレス、白無垢、打掛......花嫁の衣装は艶やかで、選ぶのにも心おどる結婚式の重要なアイテム。それにひきかえ、どうしても二番手になりがちなのが、新郎の衣装。特に和装の場合は、着慣れないこともあってなかなか積極的になれないのが現状では?そこで、新郎の衣装について、ポイントをご紹介します!
新郎の和装「紋付羽織袴」
新郎はウエディングのメインなので、その衣装は正礼装があるべき姿。和装の場合、男性の正礼装を「黒五つ紋付き羽織袴」といい、これが呼びやすく短縮されて「紋付袴」と言うようになりましたが、指すものは同じです。では、「黒五つ紋付き羽織袴」とはなんぞや、といいますと、
- 羽織は黒の無地の羽二重
- 背中心、両胸、両外袖の5ケ所に染め抜き紋
- 長着は羽織と同素材、白羽二重の付け比翼仕立て(同箇所に染め抜き五つ紋)
- 袴は縞織りの仙台平
- 小物はすべて白一色
これが「黒五つ紋付き羽織袴」です。よくある婚礼衣装のイメージそのままだと思います。
「紋付羽織袴」を選ぶときのポイント
基本的に、家紋を間違えなければ、形や色に違いがないので問題はないのですが、気をつけるべきは、新婦の衣装と格を揃えること。新婦が正礼装である白無垢、色打掛、黒引き振袖、本振袖の場合は、新郎も正礼装である「黒五つ紋付き羽織袴」になります。それ以外の振袖などを着る場合は、まず新婦の衣装の格を確認し、それに合わせた略礼装を考えます。
ちなみに、男性の略礼装は「色紋付袴」。羽二重・紋綸子・縮緬の素材に白・グレー・茶・紺などの色がついているので、個性を発揮することができますね。
男性の和装で必要なもの
男性も、女性と同じく和装を着付けるときには必要なものがあります。自分で用意するかどうかは、会場によって異なるので、確認をしましょう。
- 肌着
- 襦袢
- 半襟
- 裾よけ(またはステテコ)
- 足袋
- 扇子
- 体型補整のためのタオルや綿
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
ひとすぎ さゆり
生まれも育ちもふじのくに。21世紀を迎えた頃から編集&ライター業に専念。13年目を迎えたウエディング業界をはじめ、ビューティ、グルメ、旅、ライフスタイルなど多彩な情報を発信。その引き出しの多さはちょっとした自慢。
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