出産・育児
産まれてからじゃ遅い!「保育園に預ける」を考えよう
2014/10/20 Mon
ワーキング・マザーにとって、どんな保育園に子供を預けるのか、いつから預け始めるのかというのは重要な問題のひとつ。連日のように「待機児童問題」という言葉をニュースや新聞で見かける通り、都市部では、希望しても入園できないこともあるので、妊娠中から対策を考えておくべき課題となっています。
「保育園ってどんなところ?」という基本知識と「待機児童」についておさらいしつつ、一緒に、保育園入園について考えていきましょう。
保育園の基礎知識!幼稚園との違い、認可と認証について
保育園(所)とは、0歳から小学校に入学するまでの子供の保護者が、仕事や病気などの理由で保育できないとき、保護者に代わって保育する施設のこと。幼稚園は学校教育法に基づいた「学校」であるのに対し、保育園は「児童福祉施設」として位置づけられ、大きくは「認可」と「認証」、「認可外」に分類できます。その種類と特徴をご説明します。
認可保育所
国が定めた設置基準(施設の広さ、保育士などの職員数等)をクリアして都道府県知事に認可された施設。公的資金補助があるので、保育料は比較的安め。一方、延長保育などのサービス面では、柔軟性に欠けるとの声が聞かれることも。
認証保育所
東京都独自の基準で設けられた保育所のこと。延長保育の有無や立地、サービス内容など幅広いニーズに応じるため設けられました。駅前に設置することを基本としたA型と、小規模で家庭的な保育を行うB型があります。
認可外
国の認可を受けていない保育施設のこと。保育料が高額になることもありますが、独自の教育プログラムがあったり、海外の教育法を実践しているなど、教育方針が多様なこともあり、あえて選択する人も増えています。
「待機児童問題」、うちは関係ない...と思っている人は要注意!
保育園に入れなかった子供を「待機児童」と呼び、その数は都市部を中心に数万人と言われています。「うちは夫婦揃ってフルタイムの正社員だから待機児童は関係ないでしょ♪」そう思われている方も、他人事ではないので要注意!「保活(保育園に入るための活動のこと)」という言葉もあるほど、保育園入園は容易くないのです。
入園が最も難しいのは、1才の4月と言われています。そのために出産月を調整したり、妊娠中から予約したりする方もいるとか。是非はさておき、保育園に預けたいと思う方は、0歳台から預ける選択も視野に入れ、すぐにお住まいのエリアの情報収集を開始しましょう。
入園にあたっては、入所審査基準というものがあり、労働時間や居宅外労働か否かなどを点数化し判断されます。基本的には点数が高いほうから希望の園に入園できます。この基準は、自治体によって多少異なるので、お住まいのエリアのものを早めに確認しておくこと。
各自治体が、前年の収入(所得税課税額)と子供の年齢・人数などを考慮して決めます。なので、同じ保育園・同じクラスであっても、家庭が負担する額は数万円の差がつくことも。また、自治体によっても異なります。
まとめ
以上、保育園についての基礎知識をまとめてきましたが、いかがでしたか?
保育園は、わが子が初めて出会う社会。安心して預けることができる施設を見つけて、ご自身が集中して仕事ができる環境を整えられるといいですね。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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