出産・育児
病院・助産院、それとも自宅?どこで出産するのがベストなの?
2014/09/01 Mon
妊婦の意識の高まりを受け、「どこで、どのように産むか」は、重要な関心事のひとつになりました。
ここでは出産場所として選択に挙がる主な3つ、病院・助産院・自宅について、簡単に特徴とメリットデメリットを説明していきます。出産場所を決める際の参考にしてくださいね。
病院・助産院・自宅、それぞれの出産場所の特徴
病院・助産院・自宅、それぞれの出産場所について、簡単に特徴をご説明します。
現在、最も多くの妊婦が出産場所として選んでいるのが病院です。大学病院・総合病院・個人病院などで対応や処置に差はありますが、医療設備が整っているので、持病のある人や出産時のトラブル対応などに関しては、最も安全な施設と言えるでしょう。ただ、毎回違う医師による診察だったり、待ち時間が長かったりといった点に不満を持つ人もいるようです。
助産師による、妊産婦の保険指導や分娩を行う場所のこと。助産師の自宅で開業しているケースも多く、アットホームな雰囲気が魅力です。毎回、同じ助産師が診察してくれたり、水中出産やアクティブバースなどが選択できたりするところもあり、妊婦主体のお産がしやすいとされています。医療行為は行えないため、緊急時には提携している医療機関へと搬送されます。
いつも生活している家に助産師が来て出産する方法。戦前の日本ではポピュラーでしたが、今では少数派となりました。最大のメリットは、慣れた場所でお産に臨むことができ、産後の養生もリラックスできること。トラブルが発生した場合のために、医療施設との連携は必須です。
最適な出産場所って、どこだろう...?
出産場所それぞれの特徴を理解したところで、どこで産むのがベストなのか考えてみましょう。でもその答えは、人によって違いますよね。
安全第一で出産に臨みたい人、できるだけ自然に近い形で産みたいと思っている人、それぞれにとって最適な出産場所は同じではありません。どの出産場所にも、メリットとデメリットがあることもお分かりいただけたと思います。出産場所や産み方については近年、「自然なお産」に憧れ、イメージ優先になっている人も増えていると耳にしますが、「出産において自分が最も大事にしたいことは何か?産後はどのように過ごしたいか?」等について先入観にとらわれずに冷静に考えることが大事です。
それぞれの出産場所の特徴を踏まえたうえで、ご自身の気持ち、家族の感情、そして何より生まれてくる赤ちゃんにとって、最もよい出産場所をお選びくださいね。
記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。
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