出産・育児

<赤ちゃんの命を守る!>事故が起こったときの対処法と連絡先

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事故が起こったときの対処法と連絡先

成長が早い赤ちゃんは「昨日できなかったことが今日できる」こともしょっちゅう。その上、頭が大きくてバランスが不安定なので、いくら注意をしていても事故が起こってしまう場合があります。最も大事なのはしっかり対策をして事故を未然に防ぐことですが、それでも起こってしまったときにどうするか、適切な処置や対応についてまとめました。

<応急処置>誤飲や転落、ケガ、やけど、溺れた...まず、することは?

乳児や幼児の事故で多く挙げられるものの応急処置をまとめました。

誤飲

すぐに口内を確認し、指を入れて取り出す。その際、気管に吸い込まないよう、また、驚かせたり怖がらせたりしないよう注意すること。誤飲したものが出てきて、問題ないようであれば様子を観察しますが、出てこない時はすぐに救急車を。タバコや磁石、電池などを誤って飲んだときは救急車で病院へ急ぎましょう。

転落(打撲など)

椅子やベビーベッドなどから落ちた際は、冷たいぬれタオルや保冷剤などで、ぶつけた箇所をまず冷やしてください。泣いていれば心配は少ないものの、ぐったりしている、吐く、出血しているなどの場合は、急いで病院へ。元気にしていても24時間は経過をしっかり観察して。

おぼれた

赤ちゃんは10センチの水深でも溺れます。あえぐように呼吸をしていたり、顔色が悪かったりした時は要注意。水を吐かせたあと、人工呼吸や心臓マッサージを2分ほど行ってから救急車を呼んでください。

やけど

範囲が狭く赤くなった程度なら心配ないので、流水やぬれタオルで冷やしてください。ただ、範囲が広いときや水疱ができていれば、すぐ病院へ。体の10%以上にやけどを負った場合は即、救急車を呼ぶこと。

ケガや事故で困ったときの電話相談先

事故の多くは、家の中で起こっています。お母さんひとりでパニックに陥らないためにも、困ったときには専門機関に電話して相談しましょう。

電話相談先

小児救急電話相談
救急車を呼ぶべきか、病院の診療を受けたほうがいいかなどの判断をつけられないときに、小児科医師や看護師に相談できます。また、受診する病院や、症状に応じた適切な対処についてのアドバイスも受けられます。
(携帯電話やプッシュ回線の電話では、♯8000番をコール。ダイヤル回線やIP電話はエリアによって連絡先が異なるため、厚生労働省のページを確認。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/10/tp1010-3.html
日本中毒情報センター 中毒110番
化学物質、医薬品、動植物の毒などによる中毒事故が起きたときに、薬剤師に相談できます。
大 阪 : 072-727-2499 (24時間対応)
つくば : 029-852-9999 (9~21時対応)

<助けを呼ぶ!>相談する際の注意点

救急車を呼んだり、窓口に相談したりするときの注意点をまとめました。

(1)冷静に話す&電話口の相手の話を聞く

慌てていると、つい「早く伝えなきゃ!」と焦ってしまいますが、深呼吸して落ち着いて。緊急対応に慣れている人が、適切な順番で必要な情報を聞き出してくれるので、相手に委ねるつもりで対応しましょう。

(2)「いつ」「どこで」「だれ(年齢など)」が「どんな状態か」を簡潔に伝える

大事なのは「見たまま」を伝えること。勝手な判断や予想などはトラブルの元になります。

(3)連絡先を伝える。名前や住所など

救急車を呼ぶ場合は、近くの目標物や道の状況なども伝えましょう。

(4)手当の方法をたずねる

助けが到着するまでに出来ることを確認します。自分の命よりも大事と思えるほどの赤ちゃん。その子に何かあったらと考えると想像するだけで恐ろしいですね。
最後に、消費者庁の「子供を事故から守るプロジェクト(http://www.caa.go.jp/kodomo/)」を紹介します。
事例や対応法などさまざまな情報があるので、一読しておくと安心ですよ。

事故を起こさないためのノウハウや起こったときの対応法は、知っていると知らないでは大きな差があります。
赤ちゃんを守るためにも、日頃から意識しておいてくださいね。

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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