出産・育児

する?しない?「里帰り出産」のメリット・デメリット

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里帰り出産

里帰り出産の実態

口コミ情報サイトのコンビタウンが2007年に実施したアンケートで「里帰り出産をした、もしくは産後に里帰りした」という人は約7割。(※1)
少し古いデータではありますが、筆者の周囲でも、半数以上が里帰り出産をしていたような気がします。
産院の減少に伴い、里帰りした先で出産ができなかったり、家庭の事情や仕事の都合で里帰りしないという人も増えていますが、多くの人にとって「出産」=「里帰りするもの」というイメージもあるように感じます。
やっぱり里帰り出産するほうが良いの?それともしなくても良いの?という疑問を解消すべく、どのようなメリット、またデメリットがあるかお話したいと思います。
(※1)出典:解決★コンビタウン <アンケート編> ~妊娠・出産~ テーマ「里帰り出産」
http://www.combibaby.com/commu/kaiketsu/ninshin/enquete/04.html

これぞ醍醐味!里帰りのメリットとは

里帰り出産のメリットは何よりもまず、食事の準備や洗濯、片付けなど身の回りのことを全て任せて、赤ちゃんのお世話に専念できるということです。
産後のからだのダメージには個人差がありますが、中には心身ともにエネルギーに満ち溢れすぎてしまう「産後ハイ」を起こす人もいるようです。
しかし、「意外と平気かも!何でもできそう!」と感じていても、実際は想像以上に疲労が溜まっているものです。休養できるのであれば休養するに越したことはありません。
産後間もない時期にゆっくり休むことで、からだの回復も順調に進み、母乳の生成も促進されます。
また、実家のお母さんは子育てをする上で一番の先輩。困ったことや分からないことを相談してみると色んなヒントをもらえるかもしれません。
サポートしてくれる人がすぐ傍にいるというのはとても心強いものです。里帰りの期間中は思いっきり甘えてしまおう、くらいの気持ちで協力をお願いできるといいですね。

これが困る!里帰り出産のデメリット

一方で里帰り出産特有のデメリットというのも存在します。
その代表が「里帰りしている間はパパが育児に参加できないこと」でしょう。
里帰り先が自宅から近ければパパも頻繁に訪ねることができますが、遠方の場合は、週末のみ、もしくは里帰りから戻ってくるまで一度も赤ちゃんに会えないことも珍しいことではありません。
その間にママはどんどん育児に慣れていくのに、パパは置いてけぼりになり、その後の育児でも消極的になってしまう可能性があります。
また、もう1つ、里帰り中の悩みとして意外に多いのが「せっかく頼りにして帰った実家なのに、家族と衝突してしまう」ということ。
数十年で子育ての常識は大きく変わっているのに、親世代の価値観を押し付けられたり、過度に干渉されてストレスが溜まってしまったというママの声もよく聞きます。
そんな時に一番話を聞いてほしいパパが傍にいないというのも、ますますストレスを増幅させてしまう一因のようです。

まとめ

里帰り出産のメリット、デメリットについてお話しましたが、これらはあくまでも一例ですべての人に起こるという話ではありません。
絶対に里帰りしなくてはいけないということはありませんし、逆に里帰りをしようと考えているのであればデメリットを気にしすぎる必要もありません。
大切なのは自分自身は実際里帰りしたいのかどうか、またそのことについてパートナーや家族と十分に話し合えているかどうかだと思います。
じっくり考えて、納得のいく結論が出るといいですね。

記事内容の実施は、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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