出産・育児
赤ちゃんと2人きり...先輩ママが語る「孤独」からの抜け出し方
2015/03/12 Thu
ここ最近、あるタレント夫妻が、育児中の孤独について述べたブログやインタビューでの発言が、SNSで多数シェアされ、話題を集めました。また、ミキハウス子育て総研による全国の母親を対象にしたアンケートによれば(※)、子育て中に「孤独感を感じたことがある」と回答した人は53.2%と過半数にのぼっているとのこと。
幸せの象徴として語られる反面、育児ノイローゼや育児放棄などの話題が尽きず、「孤育て」とも表現される現代の育児の現実について、一緒に考えてみましょう。
(※)ミキハウス子育て総研「Happy-Note.com」サイト内アンケート(2014年10月実施)より
http://www.happy-note.com/research/10670.html
先輩お母さんに聞いてみた。「育児中は孤独ですか?」
育児中に孤独を感じたことがあるという先輩お母さんに、どんな時にどのように感じたのか、たずねてみました。
子供とふたりっきりだと感じた瞬間(Nさん)
最近は、子育てに慣れて余裕が出てきましたが、1才くらいまでは、子供が本当にかわいいのに、孤独を感じることがよくありました。部屋でふたりっきりのときなどにフッと、"今、世の中は動いているのに、ここは時間が止まっているな"なんて思ってしまって。今思うと、夜中の授乳や育児の責任感で疲れていたのかなと思います。
パートナーが協力してくれないとき(Hさん)
「子供との毎日はとても幸せですが、パートナーの理解が得られないときに、孤独を感じることがあります。たとえば、子供が体調を崩して一晩中ぐずったとき、パートナーに助けを求めたのに、起きてくれなかったことがありました。仕事で大変なこともわかっていましたが、その時ばかりは、ひとりで何やっているんだろう...と思いましたね。」
孤独を感じないためのポイントは、パートナーやママ友の存在
先輩お母さんの経験談からわかるのは、「育児の大変さをひとりで引き受けているときに孤独を感じやすい」ということでした。では、育児で孤独を感じてしまったときには、どうすればいいのでしょうか?これについても、先輩お母さんにアドバイスをもらいました。
パートナーにキレて、結果的によかった!(Sさん)
私は、パートナーにキレたことで、孤独から抜け出しました(笑)。どうやらそれまでは"女性なら誰でも育児はできるもの"と思い込んでいたようで、大変ということを理解していなかったようです。一度大爆発してからは、協力的になり、よく声をかけてくれるようになりました。大変さを理解してもらう...それだけで楽になるものですよ。
一晩寝てリフレッシュ(Iさん)
育児中の孤独は、体の疲れのせいかも。私は、夜はミルクにして、一晩中眠れるようになったら、辛さが半減。毎日ハッピーに過ごせるようになりました。どうしてもしんどいときは、周りを頼って、一晩でもゆっくり寝かせてもらったり、リフレッシュする時間を作ったりするといいと思います。
ママ友との出会いが救いになった(Dさん)
ママ友が出来てから、孤独を感じることはなくなりました。"赤ちゃん、あるある~"みたいな感じで大変さを笑い話にできるようになって、みんな同じように育児に励んでいるんだな...と思えるようになったことが大きかったと感じています。
「つらい」その気持ちを言葉にして伝えましょう
以上、育児中の孤独について、先輩お母さんから聞いた話を紹介してきました。夜中眠れなかったり、赤ちゃんに振り回されたり、お母さんは本当に大変です。
もし、あなたが孤独を感じたら、あなたと同じように赤ちゃんの親であるパートナーや周囲に助けの声を求めましょう。本来育児は「協力してもらうもの」ではなく、「夫婦、そして地域も一丸となって取り組むべきもの」です。多くの人の愛情の中で赤ちゃんを育てていくことができれば、育児はつらいものではなく、本当に幸せなことだと感じられるでしょう。
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